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( ^ω^)ブーンが青のりの蓋の美味しさについて検証するようです
ブーン系小説『( ^ω^)ブーンが青のりの蓋の美味しさについて検証するようです』(作:ゲ云ヲ)です。
青のりの蓋はいったい、どのような味がするのでしょうか。果たして!
( ^ω^)「青のりの蓋って美味しいのかお?」
('A‵)「青のりは美味しいかもしれないが、だからといって青のりの蓋が美味しいとは限らないだろう」
(#^ω^)「まず否定から入るなお!“限らないだろう”とか言って大卒アピールかお?」
('A‵)「俺中卒なんだけど」
(#^ω^)「もう怒ったお!専門学校卒だってたまには行動力があるやつもいるって証明してやるお!」
( ^👅^) ペロペロペロペロペロ
🟢
('A‵)「口キモ」
( 。ω゜)「う゛っ!!」
バタン
('A‵)「ど、どうした?」
( ω )
('A‵)「し、死んでる……」
ξ゚⊿゚)ξ「残念ね。その子はもう、手遅れよ」
(;'A‵)「だ、誰!?」
ξ゚⊿゚)ξ「私はツン。通りすがりの医大卒よ」
('A‵)「普通『通りすがりの医者』とか名乗るもんじゃないの?」
ξ゚⊿゚)ξ「私ならその子の死因を調べることができるわ。医大卒だから」
('A‵)「卒業後に燃え尽きたのかなこの人」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあさっそく切開ね。腹に包丁を入れるわ」グサー
('A‵)「メスでやれよ」
ξ゚⊿゚)ξ「ふんふん、なるほど……」
ξ゚⊿゚)ξ「この子、青のりの蓋を舐めたでしょう」
(;'A‵)「ど、どうしてそれを!」
ξ゚⊿゚)ξ「あなたもこの子の顔をもう一度見てみなさい。それだけでどういうことか分かるわ」
(;'A‵)「え、か、顔……」
(🟢🟢🟢)
(;゚A゚)「う゛わ゛ぁ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「ね、いつのまにか顔に、青のりの蓋がび~っしり……」
(;'A‵)「これって別に腹さばく意味無かったんじゃ」
ξ゚⊿゚)ξ「これはブルーライド感染症Ⅰ型の症状ね。青のりの蓋に使われている染料を舐めたりすると感染してしまうの」
(;'A‵)(聞いてないな……)「で、でも、なんでそんな危険な染料が使われてるんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「いい質問ね。その前に。……この子、大卒じゃなかったでしょう」
(;'A‵)「ど、どうしてそれを!」
ξ゚⊿゚)ξ「青のりの蓋が危険であることは、大学のオリエンテーションで全員に伝えられるの。私も18の春に聞いたわ。だから、大卒はどんなことがあっても絶対に青のりの蓋を舐めようとしない……でも、この子は違った。それを止めなかったあなたもそうでしょう?」
('A‵)「そうだけど、今の話聞いて大学ってそんな大したとこじゃないなと思いました」
ξ゚⊿゚)ξ「そして、さっきの質問に答えましょう。青のりの蓋に危険な染料が使われている理由は……」
ξ゚⊿゚)ξ「政府が大卒以外の人間を抹殺するためよ」
( A) ° °
ξ゚⊿゚)ξ「東大しかいないせいで学歴主義に支配されてしまった国会は、ついに非大卒の人間を根絶やしにすることに決めた……しかし大っぴらにやっては国連からの追放は間違いない。だから政府主導で青のりの蓋を危険物質にしたのよ」
('A‵)「意味が分からないんですけど」
ξ゚⊿゚)ξ「これはクレバーな戦略だと思うわ。まっとうな大人なら全員青のりの蓋を舐めたくなってしまう。少なくとも官僚はそうだったんでしょうね」
('A‵)「まっとうな大人じゃなくてよかったー」
ξ゚⊿゚)ξ「だから、こっそり青のり会社に圧力をかけて、全蓋を毒蓋に改造させたのよ。そして、大学生以外にはそのことを知らせない……それによって、中卒・高卒・専門卒は社会からじわじわと消えていくわ。さすが政府。手段を選ばないわね」
('A‵)「選んでたら絶対もっといい手段あったでしょうしね」
ξ゚⊿゚)ξ「これが真相よ。信じるか信じないかはあなた次第……」
(;'A‵)「信じませんけど、とにかくこいつを生き返らせる方法はないんですか」
ξ゚⊿゚)ξ「ふっ、死んだ人間は蘇ることはない……と言いたいところだけど、あるわ」
('A‵)「お、教えてください!」
ξ゚⊿゚)ξ「それは……」
ξ゚⊿゚)ξ「あなたも青のりの蓋を、舐めることよ」
(;'A‵)「えっ!でもそんなことしたら、俺は」
ξ゚⊿゚)ξ「死ぬわね。顔が🟢になって」
(;'A‵)「そ、そんな……」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、その代わりこの子は生き返る。例えるならメガンテね」
('A‵)(メガザルでは?)「でもなんで、こいつの舐めた蓋を俺が舐めると生き返るんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「え?いやいや、違う違う」
(🟢🟢🟢)
ξ゚⊿゚)ξ「こっちよ、舐めるのは」
(;'A‵)
ξ゚⊿゚)ξ「有害物質を舐めて除去することによって、彼は元に戻る。さぁ、やりなさい。彼を救いたくば」
(;'A‵)「え、イヤすぎるんですが」
ξ゚⊿゚)ξ「……そうね、昔話をしましょうか。私ね、一度死んだことがあるの」
(;'A‵)「えっ……それはまさか」
ξ゚⊿゚)ξ「そう、青のりの蓋を舐めてしまった。もちろん大学で危険性については教わったけど……本能には逆らえなかったわ」
('A‵)「その欲求ってそんなにメジャーなんですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「そんなとき、蘇生されたの。行きずりの中卒にね」
('A‵)「お、俺と同じ学歴……」
ξ゚⊿゚)ξ「学歴が下の人間に助けられたのは、それが初めてだったわ……そのとき、32にして、初めて学歴以外にも大切なものがあると分かったの」
('A‵)「遅い」
ξ゚⊿゚)ξ「そこから私は、非大卒の人を青のりから救うための活動をするようになったの。医大を中退して、ね……。フフ、ごめんなさい。医大卒というのはウソよ」
('A‵)「それより在学年数やばくないですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「……さぁ!貴方もその人を見習う時よ!友人を救うため、覚悟を決めて舐めなさい!」
('A‵)「イヤです!」
=͟͟͞ ξ#゚⊿゚)ξ≡≡=͟͟͞ 🤜 )‵A゚)'∴:.
ふざけんな中卒が!!
≡=͟͟͞ ( )`A‵)'∴:. ヒュー
(🟢🟢🟢)
ドサッ('👅 ‵) ペロッ
(🟢🟢🟢)
( ゚ω゚) ハッ!!
( ;^ω^) 「ブ、ブーンは一体どうなってたんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「あなたは命を救われたのよ」
( ;^ω^) 「だ、誰!?命!?」
ξ゚⊿゚)ξ「上を見てみなさい」
( ^ω^) 「う、上?」
(🟢A🟢)
( ;゚ω゚)「う゛わ゛ぁ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「彼が犠牲になり、あなたは蘇生ったの。感謝しなさい」
( ^ω^)「そ、蘇生った?よ、よく分からないけど、分かったお。それなら……」
( ーωー)🙏 ありがとう、忘れないお……
(🟢A🟢)
( ー👅ー) 🙏 ペロッ
(🟢A🟢)
( ゚A゚) ハッ!!
('A‵)「ど、どうなった?俺はたしかあんたに殴られて」
ξ゚⊿゚)ξ「かわいそうに、彼は本能に抗えなかったのね……」
(;'A‵)「は?」
ξ゚⊿゚)ξ「さぁ、蓋は舐めても私は舐めない方がいいわ。こんどは自分の意志でその子を蘇生しなさい」
(🟢🟢🟢) ←その子
('A‵)「イヤですけど」
ふざけんな中卒が!!
=͟͟͞ ξ#゚⊿゚)ξ≡≡=͟͟͞ 🤜 ('A‵)
なっ!? ('∀‵) フッ
=͟͟͞ ξ;゚⊿゚)ξ≡≡=͟͟͞ 🤜 |||
うわ~~~
=͟͟͞ =͟͟͞ ξ;゚⊿゚)ξ≡≡=͟͟͞ 🤜
(🟢🟢🟢)
止まらない~~~
=͟͟͞ =͟͟͞ ξ;゚⊿゚)ξ≡≡=͟͟͞ 🤜
(🟢🟢🟢)
やばい~~~
=͟͟͞ =͟͟͞ ξ;゚⊿゚)ξ≡≡=͟͟͞ 🤜
(🟢🟢🟢)
ペロッ
=͟͟͞ =͟͟͞ ξ゚👅゚)ξ≡≡=͟͟͞ 🤜
(🟢🟢🟢)
( ゚ω゚) ハッ!!
( ;^ω^)「ど、どうなったんだお?ブーンはたしか、思わずドクオの蓋を舐めちゃって……」
('A‵)「気にすんなよ」
( ;゚ω゚)「うわぁ!生き返ってる!」
('A‵)「とにかく、青のりの蓋は二度と舐めるな。なぜなら不味いからな」
( ;^ω^)「そ、そうなのかお……ところで、さっきのお姉さんは?」
('A‵)「ああ、あいつか?あいつは……」
ξ🟢🟢🟢🟢🟢🟢🟢)ξ
('A‵)「本能に抗えなかったんだ」
( ^ω^)「そ、そうなのかお……まぁどうでもいいかお」
( ^ω^)「しかし、なんかお腹すかないかお?」
('A‵)「そうか?まだ夕方だぞ」
(*^ω^)「どうせだし、早めの晩御飯にするお!ブーン、タコ焼きが食べたいお」
(;'A‵)「タコ焼きか……俺はいいかな」
( ^ω^)「えー、じゃあ何にするお?ブーンはなんか異常に空腹ペコリンなんだお。お腹に穴が空いたみたいだお」
('A‵)「お腹に穴……あっ!?」
( ^ω^)「どうしたんだお?」
('A‵)「お前、切開されたままじゃん」
( ^ω^)
( ❀⃙⃕⃠⃝⃘⃚ ω❀⃙⃕⃠⃝⃘⃚ )・:∴ ;* : ゴボポガハッ
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